会社の飲み会後の2次会や大学生サークルの飲み会後などにカラオケを利用するケースは多いかと思いますが、かなりの確率で音痴な人がいますよね。
その程度に違いはありますが、音痴は決して珍しくなくある程度の割合で存在するものなのです。
しかし、中には自分が音痴であることを自覚していない人もいます。
明らかな音痴な人の場合は、周囲の反応で気が付くケースが多いですが、軽度の音痴の場合は気が付かない可能性があります。
また、「感覚性音痴なのか運動性音痴なのか」によっても、気が付きにくさが変わるのです。
この記事では、そんな「感覚性音痴と運動性音痴、自分では気が付かない音痴はどちらなのか?」という疑問について解説していきたいと思います。
感覚性音痴とは?
それではまず、感覚性音痴について説明しましょう。
感覚性音痴は、「聴覚に問題があるもしくは脳の機能に問題があることによって音痴になる人」のことです。
聴覚に問題がある場合には、音が歪んで聴こえるため正しい音を聞き分けることができません。
いわゆる正しい音程として認識できていないということです。
脳に問題がある場合には、正しい音程として聴くことはできるものの、それを自分の声で再現しようとしてもズレてしまうことです。
1つ例を出してみましょう。
「Good morning!」
超定番の英語である「おはよう」という意味を持つこの言葉を使って説明してみましょう。
感覚性音痴の人は、「英語だな」「GとOとOとD」というように1つ1つの文字は理解できたとしても、「おはよう」という意味として捉えられないのです。
「音楽が流れている」ということは分かっているものの、その音程を正しく理解することができないという状態です。
感覚性音痴は、「耳音痴」とも呼ばれていて、自分が発した声があっているのかどうかが分かりません。
それゆえに、自分が音痴かどうか認識できないケースが多いのです。
運動性音痴とは?
次に運動性音痴について説明しましょう。
運動性音痴の人は、正しく音程を理解できるものの、それを自分の声で再現することができません。
「のど音痴」とも言われています。
先ほどの「Good morning!」という英語で言うならば、「この言葉はおはようという意味だ」ということが分かってはいるものの、正しいスペルで書くことができないような状態です。
正しい音程が分かり、その音程で歌えていないことも理解できているので、「自分が音痴であること」も理解できます。
自分が音痴かどうか確かめてみよう
冒頭でも挙げた通り、意外と自分自身が音痴だと気が付いていない人も世の中には多くいます。
そのため、一度でも良いので自分自身が音痴かどうか確かめてみるのも良いでしょう。
確かめる方法はいくつかあります。
それぞれ具体的に挙げていきましょう。
自分の歌声をスマホで録音してみる
スマホには、通話やアラームなどの機能もありますが、「録音機能」も必ず付いています。
その録音機能を使い、自分の歌声を録音してみましょう。
カラオケで録音しても良いですし、自宅などでアカペラで歌ってみても良いでしょう。
録音が終わったら、その歌声を再生して確認してみます。
感覚性音痴の場合は正しく音痴かどうか認識できない可能性があるので、念のため歌のうまい人(もしくは音痴ではない人)にも聞いてもらい、判断してもらいましょう。
カラオケの採点機能を使ってみる
カラオケには、「採点機能」が付いています。
その採点機能を使うことで、音程のズレやテンポのズレを確認することができます。
70点以上であればそれほど気にするほどではありませんが、70点以下の場合は音痴と認識されてしまうレベルであるため、改善した方が良いかもしれません。
また、点数だけでなく、「音程バー」を見ながら歌うと、より自分のズレているポイントが分かります。
音程バーの上に自分の声の線があれば、キーが高すぎると判断できますし、下にあるならばキーが低すぎると判断できます。
ズレているポイントを覚えておき、同じ曲で何度も意識しながら歌い続ければ、キーやテンポが少しずつ合ってくることでしょう。
ボイトレアプリを使用する
近年様々な便利アプリが誕生していますが、ボイトレのアプリもたくさん登場しています。
これらのアプリを使用することで、音程やリズムのズレを確認することができますし、改善に役立てることもできるはずです。
まとめ
今回は、「感覚性音痴と運動性音痴、自分では気が付かない音痴はどちらなのか?」という疑問について解説してきました。
音痴だと自覚している人もいれば、音痴であるにもかかわらず自覚していない人もいます。
「自分が音痴かどうか気になる」という人は、ぜひここで挙げた確認方法を試してみてはいかがでしょうか?