一般的に「音痴」と称される人は15%前後とされています。

「自分は音痴な方だ」と認識している人は4割以上いますがその多くは音痴というレベルまではいっていません。

他者から笑われてしまうレベルの音痴の人の場合、「カラオケに行きたくない」と思うケースも多いといえます。

自分のコンプレックスともいえる部分をさらけ出さなくてはいけないのですから、そう感じるのも無理はないですよね。

もしもそうした悩みを抱えているならば、「音痴同士でカラオケに行く」という選択肢がおすすめです。

この記事では、そんな「音痴同士でカラオケに行くメリット」について解説していきたいと思います。

音痴同士でカラオケに行くメリット

冒頭で「音痴の割合は15%程度」と挙げた通り、20人規模の小さな会社であれば3人程度、50人規模の会社であれば7~8人は音痴な人がいる計算になります。

友人が20人程度いれば3人ほどは音痴な人がいますし、「やや音痴な人」を含めれば意外とその数は多くなるはずです。

そうした「音痴仲間」を作ることができるならば、ぜひとも一緒にカラオケに行ってみましょう。

音痴同士ならではのメリットを得ることができるはずです。

メリット①音痴を気にせずに歌える

最も大きなメリットが、「音痴を気にせずに歌える」ということでしょう。

自身の歌が上手くないと自覚しているならば、歌の上手い人たちの前で歌うのは非常に嫌ですよね。

「馬鹿にされるんじゃないか」

「後で上手い人同士で話のネタにされるんじゃないか」

そんなネガティブな感情を抱えながらカラオケで歌わなければならないので、ストレス発散どころかストレスが逆に溜まってしまうかもしれません。

多くの場合は楽しめずに憂鬱な気分でその時間を過ごすはずです。

しかし、自分自身と同じ音痴な人とカラオケに行くならば、そうしたネガティブな感情を抱かずに楽しめることでしょう。

なぜならば、相手もカラオケに自信がないため、馬鹿にすることもありませんし、音痴仲間だと認識している可能性があるからです。

たとえば4人でカラオケに行き、1人でも上手い人がいると、どうしても劣等感を感じてしまいがちですが、参加している人すべてが音痴(もしくはやや音痴)であれば、劣等感を抱かずに楽しむことができます。

メリット②一緒に音痴克服を頑張れる

音痴を自覚している者同士であれば、単純に楽しむだけでなく、「音痴を改善すること」も一緒に頑張れます。

ベストな方法は2人で同じボイストレーニングスクールに通うことですが、たとえば1人がボイストレーニングスクールに通い、その情報を共有するといった方法でも良いでしょう。

上手い人に指摘されると対等な感じではなくなってしまう(先生と生徒の関係になってしまう)ので、楽しみながら上達することができませんが、音痴同士であれば音程を外しても気にならないので思い切ってチャレンジすることが可能となります。

たとえば採点機能で自分が平均60点で相手が平均65点だったとしましょう。

「トレーニングを続けてまずはお互い+5点を目指そう」と目標を立てて歌うのです。

ボイストレーニングで教わったことを共有し、何度もチャレンジしながら徐々にお互いの点数が上がっていったならば、お互いが相手を応援し合いながら上達していく時間を楽しむことができます。

もしも5点程度ではなく、最終的に10点、20点と平均点数が上がったならば、まるで施入のような間柄になっているかもしれません。

メリット③カラオケに行く機会が増え流行の曲を歌えるようになる

音痴友達を作ることができたならば、自然とカラオケに行く回数が多くなるはずです。

半年に1回程度であれば、無難な曲を歌うだけで終わってしまうかもしれませんが、たとえば1ヶ月に1~2回ペースでカラオケに行くようになれば、歌ったことがない人気曲にチャレンジする機会も必然的に増えることでしょう。

邦楽や洋楽など、現代では実に速いペースで新曲が発売されていきます。

カラオケでそうした話題になっている新曲を歌うことで音楽に詳しくなれるのです。

会社や友達との会話にもついていけますし、そうした日々の中で好きなアーティストが見つかるかもしれません。

自分の好きなアーティストがいるだけで、その楽曲やライブなどで勇気をもらえたり、嬉しい気持ちになれたりもします。

まとめ

今回は、「音痴同士でカラオケに行くメリット」について解説してきました。

上手い人とカラオケに行くと、恥ずかしさや劣等感などを感じながら歌うことになるので楽しめない可能性が高くなります。

しかし、音痴な人同士でカラオケに行ければ、音痴を気にせずに歌えますし、一緒に音痴を治すこともできます。

流行の曲にも詳しくなるので、音楽を好きになれるはずです。

ぜひ会社や友達の中にいる音痴な人に声をかけて、カラオケに行ってみてはいかがでしょうか?