今回は声が枯れる様々な原因とその対策についてご紹介していきます。
声を枯らした経験のある人も、声を枯らしたことがない人もこの記事を読んで今後の生活に役立てていただければと思います。
声が枯れる原因は、以下のような理由が挙げられます
しゃべりすぎ
沢山おしゃべりをした後に声を枯らした経験はありませんか?
しゃべるということはそれだけ声帯を消耗するということです。
声帯に負担をかけないしゃべり方を意識してみてください。
喉の乾燥
乾燥した環境で過ごすことが多いと、喉が乾燥して声が枯れることがあります。
こまめに水分をとることを意識してみてください。
もちろん飴を舐めるなども良いと思います。
喉の炎症
喉の炎症が原因で声が枯れることがあります。
風邪やインフルエンザなどの感染症、アレルギーなどが原因となって生じます。
声を張り上げることが多い
声を張り上げることが多い人は、声が枯れやすい傾向にあります。
特に、歌手や声優など、職業上どうしても声を使うことが多い人は、声が枯れやすい傾向にあります。
そのため日々の活動を円滑に進めるためにしっかりとしたケアをしてお仕事をされています。
喉の疾患
喉に疾患がある場合にも、声が枯れることがあります。
声帯ポリープや声帯結節など。
声帯にポリープが出来たという症状がある場合は、以下のような対処法があります。
- 声を休める:声帯に負担がかかると、ポリープがさらに大きくなる可能性があります。 そのため、声を休めることが重要です。
- 喉の保湿:喉が乾燥すると、声帯に負担がかかるため、こまめに水分を摂ることが必要です。 喉を保湿するために、喉に良い食べ物や飲み物を摂ることも効果的です。
- 声帯を休める習慣を身につける:ポリープができる原因として、声を上げ過ぎたり、長時間の声の使用が挙げられます。声帯を休める習慣を身につけることも重要です。
以上のような対処法がありますが、ポリープが疑われる場合は、早めに医師の診断を受けることが大切です。医師の指示に従い、適切な治療を行うことで、症状の改善が期待できます。
喫煙やアルコールの摂取が多い
タバコの煙は喉の粘膜を刺激するため、声がかすれやすくなる原因となります。
またアルコールはあらゆる感覚を麻痺させますが声帯も例外ではありません。
普段なら声帯へ負担がかかっていることに気付けるようなこともアルコールを摂取している状態だと気付かずに声帯を傷つけている場合があります。
タバコもアルコールも嗜好品ですから身体に負担のない所で嗜むのをお勧めいたします。
良い声が出る時間帯
- 起きてから数時間後。寝起きはまだ身体がしっかりあったまっておらず良い声が出る状態とは言えません。起きてから三時間程度たつと身体も程よく温まり良い声が出やすいとされています。
- また、昼間には身体がしっかり起きていて、体温も時間帯です。一番活動的な時間でもあるのでトレーニングをするのであればこの時間帯が一番効果的と言えるでしょう。
- 夜はリラックスしているため、声が出やすいとされています。一日のリフレッシュに声を出すのも良いですね。しかし、一日の疲れが出ている状態でもあります。その日の体調と相談しながら声を出してください。身体が疲れているときはもちろん声帯も疲れた状態かと思いますので、このタイミングでも無理は禁物です。
ただし、個人差があるため、上記の時間帯であっても、良い声が出るとは限りません。
また、声の出し方や体調によっても変わってきますので、自分自身の声の特徴を知り、適切な声の出し方を身につけることが大切です。
そのうえで声を出す時間帯を逆算して生活できるとより効果的に良い声で歌えます。
声帯に良い食べ物
- 温かい飲み物:温かい飲み物は喉を温め、喉の緊張をほぐす効果があります。例えば、ハチミツを入れたレモンティーや、生姜湯などがおすすめです。
- ビタミンCを含む食品:ビタミンCは、免疫力を高め、喉の炎症を緩和する効果があります。ビタミンCを多く含む食品には、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、イチゴなどがあります。
- ショウガ:ショウガには、抗炎症作用があるため、喉の炎症を緩和する効果があります。生姜湯や、ショウガを加えた料理を摂取することがおすすめです。
- 魚介類:魚介類には、DHAやEPAなどの必須脂肪酸が含まれていて、喉や声帯の健康に良いとされています。サーモン、マグロ、イワシなどがおすすめです。
以上のような食品が、声帯の健康に良いとされています。
逆に辛い物や脂を吸収するような飲み物は声帯にとっては負担がかかり過ぎてあまり良い食べ物とは言えません。
ただし、個人差があるため、自分自身が喉に負担を感じない食品を摂取することが大切です。
高い声を出すと声が枯れる?
答えは“いいえ”です。
高い声を出すときは以下のことに気を付けてみてください。
- 肩や喉の力をしっかり抜く。
- お腹に力をしっかり入れ、お腹のそこから息をポンプのように押し上げる。
- 無理に地声で出さず、mix voiceや頭声発声(裏声)を使う。
高音の出し方についてはもっと詳しくほかのコラムでご説明したいと思います。
さいごに・・・
いかがでしたか?
ご自身の行動を振り返ってみて当てはまってしまった事はありましたか?
対処法も一緒にご紹介しているので是非参考にしてみてください。