音痴を克服したいと考えた時、「とにかくカラオケでたくさん歌って少しずつうまくなろう」と考える人も多いかと思います。
そして、カラオケをタダ歌うだけでなく、「採点機能」を活用して自分に足りないポイントを明確に使用とも考えるはずです。
しかし、採点機能には、点数だけでなく様々な項目があり、その中にはどういったものなのかが分かりにくい項目もあります。
この記事では、そんな「音痴を治すために活用したいカラオケ採点機能の各項目」について解説していきたいと思います。
カラオケの平均点数が75点以下の人は音痴と思われる可能性がある
機種によっても違いますが、カラオケの採点機能で平均75点以下の人は、音痴の要素があると自覚しても良いかもしれんません。
70点~75点程度であれば、「まあちょっと音が外れてるかな」くらいの印象を与えるくらいですが、70点以下の場合は本格的に音痴として認識されてしまうでしょう。
カラオケ採点機能の各項目
それでは、ここからはカラオケ採点昨日の各項目をそれぞれ解説していきましょう。
①音程
「音程」とは、正しい音階で歌が歌えているかを採点する機能です。
例えば「ミ・ソ・シ」という音階の歌いだしを「レ・ファ・ラ」と歌ってしまっているならば、それは完全に音程がズレていると判断できます。
カラオケの採点機能だと、正しい音程がバーで表示され、自分の歌声の音程があっていればそのバーに重なるように表示されます。
採点の配分が最も高いのがこの項目です。
②抑揚
「抑揚」は、歌声の強弱のことです。
音痴な人は、強弱を付けることが苦手で、歌の最初から最後まで同じ声量で歌うケースが多かったりします。
しかし、本来歌には声量を抑えるパートと声量を大きくしていくパートがあり、それを実現させることで「上手い歌」という印象を与えることができるのです。
基本的には、AメロやBメロを抑えながら、サビで声量を上げていきます。
ただし、80点以上を目指すのであれば、AメロやBメロ、サビの中でも抑えるところと声を張るところを作る必要があります。
抑揚も採点配分が高めとなっています。
③ビブラート
歌のテクニックの中で有名なのが「ビブラート」です。
例えば「ミ」の音程で数秒間声を伸ばす箇所があった時に、その音程をキープしたまま声を揺らします。
下の音程と上の音程を交互に細かく発声させることで揺らぎを生み出しています。
カラオケでは、0.2~0.4秒ほどの長さのビブラートでは採点機能に反応しません。(ビブラートだと認識されない)
そのため、少なくとも0.5秒以上はビブラートが出せるように練習する必要があると言えるでしょう。
④ロングトーン
「ロングトーン」は、その名の通り一定の時間同じ音の歌声を伸ばすことで採点されるテクニックです。
ビブラートと同じようにおよそ0.5秒以上で採点機能にロングトーンとして認識されるようになります。
「同じ音程の歌声を伸ばすのは簡単」と思う人も多いですが、音痴と判断される人たちは同じ音程をキープするのが難しいのが現実です。
同じ音程だけでなく、「同じ声量で伸ばすこと」は意外と難しいテクニックであると言えるでしょう。
⑤しゃくり
「しゃくり」は、採点機能の項目の中で最も素人にわかりにくい項目であると言えるかもしれません。
言葉で説明すると、目的となる音程に向かって下の音程から上げていくテクニックとなります。
これは秒数ではなく「回数」で判断されます。
ゆっくりと行ってしまうと、違う音程として採点されてしまうため、逆に採点が下がってしまいます。
しゃくりと判断させるためには、音程の上下を素早く行う必要があるのです。
⑤フォール
「フォール」は、しゃくりとは逆で目的となる音程に向かって上の音程から下げていくテクニックです。
例えば歌い終わりなどで、正しい音程を出してそこから素早く、もしくはゆっくり音程をズリ下げていきます。
これもしゃくりと同じように「回数」で判断されます。
こぶし
「こぶし」は、音程を意識的にうねらせるテクニックです。
演歌などで多用されるテクニックなので、演歌風に歌ってみると自然とこぶしの効いた歌声を発することができるはずです。
実はこのこぶしは、塩化だけでなくPOPSなどでも多く使われています。
イメージとしては、「母音を瞬間的に2回発声する」といった感じです。
使う回数はそれほど多くありませんが、使えるようになると採点に好影響を及ぼせます。
まとめ
今回は、「音痴を治すために活用したいカラオケ採点機能の各項目」について解説してきました。
カラオケの採点機能と言っても、その項目は音程だけではありません。
ここで挙げたような項目を意識しながら何度も練習することで、少しずつ点数を上げていくことができることでしょう。