歌は旧石器時代からあるとされています。

コミュニケーションの一環として体を叩いたり、大地を踏み鳴らしたりしていたものが、獲物を仕留めた喜びを表現するために獲物の骨を利用して音を鳴らしていたのです。

そこから、次第に発声するようになり、言葉だけでなく「歌」として表現するようになっていきます。

人間のDNAに確かに刻み込まれている「歌」は、様々なメリットをもたらしてくれます。

音痴だと自覚していて歌う機会を極力少なくしてしまうと、歌うことのメリットを得ることができないのです。

この記事では、そんな「音痴が治ることで得られるメリット」について解説していきたいと思います。

音痴と自覚している人は歌う機会が非常に少ない

自分のことが音痴であると自覚している人は意外に多いものですが、そのコンプレックスゆえに歌うことに対して悲観的になっているケースが目立ちます。

社会人になると、カラオケに行く機会が年に何回かはありますが、そのすべてを断ってしまう人もいるはずです。

「どうせカラオケに行っても笑われるだけ」

「嫌な思いをしてお金を払うなんて嫌だ」

そんな心情になってしまうのです。

人によっては、幼少期に自身が音痴であることを自覚し、人生で一度もカラオケに行ったことがないという人もいます。

音痴が治ることで得られるメリット

音痴だと自覚している人は、極端に「歌う機会」が少ないわけですが、歌は様々なメリットを我々人間に与えてくれます。

具体的に挙げていきましょう。

ストレスを発散できる

カラオケ好きの人であれば何度も経験しているかと思いますが、大好きな曲を大きな声で歌うだけで、日頃のストレスが飛んでいきますよね。

歌い始めると、口の中に唾液が分泌されますよね。

普段よりも多く唾液が分泌されることで、ストレスを感じさせる原因となる「コルチゾール」が減少するのです。

大勢の前で発表するような機会があると、緊張で口の中がパサパサになりますよね。

それはまさにストレスを感じている証拠ということです。

何曲も歌えば、その分唾液が分泌されるので、エネルギーを使っているにもかかわらず、ストレスは発散されていくのです。

同じ空間にいる人との親密度が上がる

カラオケは、ある種パーソナルな部分を他者に見せる場でもあります。

距離感は会社などで働いている時よりも近くなり、親密度が必然的に高まります。

例えば、自分の好きな曲を「この曲いいよね」というように共感してくれると、とても嬉しい気持ちになりますよね。

このように、カラオケをしている間にいくつもの「共感」を「共有」できるので、たった一度のカラオケでも急速に心の距離を縮めることが可能となります。

カロリー消費

カラオケは、大きな声を出しますし、人によっては手を動かしたり立ちながら歌ったりなどカロリーを意外と消費します。

機種によっては、曲ごとに消費カロリーを表示してくれるケースもあります。

さらに、歌は「腹式呼吸」を使うので、お腹の引き締め効果にも役立ちますよ。

顔の筋肉の体操になる

普段から無表情でいることの多い人は、次第に笑顔を作るのが苦手になってしまうものです。

笑顔が少なくなると、雰囲気も必然的に暗くなり他者からの印象も悪くなることもあります。

そうならないためには、顔の筋肉(表情筋)をたくさん動かして、笑顔を作りやすくすることが重要です。

カラオケで歌を歌うと、自然と表情筋を動かすことができるので、顔のエクササイズ効果を得ることができます。

また、鍛えにくい喉や舌の運動にもなるため、健康にもポジティブな影響をもたらします。

承認欲求を満たせる

会社の同僚や友人とカラオケに行って、音痴であることがバレてしまった場合、「もう一緒にカラオケは行きたくない」と思ってしまいますよね。

しかし、ほとんどの音痴は治すことができ、近年ではオンラインでボーカルレッスンを受ける人が増えてきています。

半年ほどで思った以上にうまく歌えるようになるので、久しぶりに会社の同僚や友人とカラオケに行った際に「え?前よりもめちゃくちゃうまくなってない?」と驚かれるはずです。

「みんなに歌を褒められた」とテンションが上がるはずですし、承認欲求が完璧に満たされることでしょう。

褒められれば、「もっとうまくなりたい」と思いさらに練習するはずですし、カラオケに行くたびに幸福感を感じられるはずです。

まとめ

今回は、「音痴が治ることで得られるメリット」について解説してきました。

・ストレスを発散できる

・同じ空間にいる人との親密度が上がる

・顔の筋肉の体操になる

・承認欲求を満たせる

音痴を治せば、これらのメリットを得ることができます。

歌が苦手な人は、ぜひ一度オンラインレッスンを試してみてはいかがでしょうか?