発声音痴(運動性音痴)の方って、喉の使い方が上手じゃないって思われがちです。
でも、喉じゃないところも声にはかなり影響をしているんです。
今回はその中でも表情筋、アゴ、舌のトレーニングについて解説していきます!
簡単!!自宅で出来る!!表情筋トレーニング
<びっくり箱>
①顔のパーツ(目、鼻、口)をギューーーっと中央に集めます。唇は思いっきり前に突き出してひょっとこのような形、目は力を入れてギュッとつぶって梅干を食べたときのようなすっぱい顔をする。5秒数える。
②上記の状態から一気に、目を見開き、眉毛を持ち上げ、口は思いっきり縦にも横にも大きく開いて威嚇するかのように「はあーーーっ」と息を吐きだす。5秒数える。
2~3回繰り返してみてください。なんだかものすごく顔がすっきりします。これをやるときのコツは、恥じらいを捨てて思いっきりやること。そして①、②どちらの顔もゆるゆるやらずに一気にやること。特に開くとき、びっくり箱が開くイメージで、目も口も同時に一気に開いてください。誰も見ていないところで、思いっきり顔を縮めて、思いっきり顔を広げて、とやってみてください。

アゴが動かない!口が開かない!アゴを柔らかくするマッサージ
<アゴが動かない人はまずマッサージから!>
①顎関節の周りを手でマッサージしましょう!顎関節は耳の穴から顔の方に指を沿わせると、丸くて硬い骨の部分です。その周りを指でグルグルとマッサージしてあげましょう。顎関節は繊細ですので、ゴリゴリと強く押したりするのはNGです!
②咬筋というイーッと噛みしめたときにほっぺたが固くなる部分があります。ちょうど奥歯がある辺りです。その部分を上下に優しく揺らしてあげましょう。最初はカチコチで痛い人も多いので、ここも優しくゆっくりマッサージしてあげてください!
③側頭筋もマッサージしましょう!側頭筋はこめかみ辺りから耳の後ろまであるので、親指以外を使って大きくマッサージしましょう!ここもアゴが固いと痛い人が多いので、優しくやってあげてくださいね。
音痴の人は本当に舌が固いんです・・・。
<アッカンベとカッホーで舌トレ>
①まずは、「エー」と言いながら舌をなるべく出します。ポイントは2つ。唇に力が入らない事と、舌先をまっすぐ前に出すことです。
②次は「オー」と言いながら舌を思いっきり飲みこみましょう。声がかすれるくらい飲みこんであげて大丈夫です!
③次はkの子音を意識して「kkカッ」と言いながら舌を軟口蓋に当ててあげます。ゆっくり「カ」というと舌の根本が上に上がってくるのが感じられると思います!
④最後に「hhホー」と言いながら舌を下げてあげましょう。コツは寒い時に手に息を当てるときをイメージしましょう!
STEP②に向けて
STEP②では、母音や子音毎の発音について解説していきます!
実は母音や子音毎の正しい発音が出来ていないと、喉に負担がかかって音程が上手く取れなくなってしまうんです。
STEP②が出来れば、STEP③からは実際の発声に入っていきますね!
STEP②はこちら!